効率の良い大掃除の順番
まず、「ごみを出す」ところから始めましょう。
不要なものを部屋から追い出すだけで、かなりすっきりとするものです。
「断捨離」を兼ねて、徹底的にいらないものを捨ててしまいましょう。
それによって、手を付ける順番がおぼろげながらも見えてきます。
既に不要なものがなくなった部屋を仮定して、大雑把な大掃除の手順をまとめてみます。
1.カビ取り剤など時間のかかる洗剤モノは作業の前半に
お風呂のカビ取り剤や、換気扇に使用する漬け置き用洗剤などは作業の前半に使用してください。
そうすることによって、待ち時間を他の作業に向けることができます。
せっかく重い腰を上げる大掃除ですから、待ち時間はできるだけ作りたくありませんよね。
洗剤の力を最大限に利用するためにも、漬け置き時間はしっかり確保したいところです。
そのためにも、時間のかかる洗剤モノは大掃除の最初に使用しておいてください。
2.ほこりの溜まった部分から
大掃除にしろ、部屋の模様替えを含む大掛かりな掃除にしろ、まずは日頃手つかずの「ほこりのたまり」をしっかりと除去してください。
エアコンの上、たんすの上、照明器具の傘の部分…
日常ではつい忘れがちなほこりを落とします。
せっかく他の部分を掃除しても、模様替えをしても、最後に大量のほこりが出てしまっては元も子もありません。
まずは、部屋の汚れの大部分を占めるたまったほこりを始末してください。
3.掃除機で落ちてきたほこりを除去
窓を開け放ち、換気を充分に行いながら、落ちてきたほこりを掃除機などで除去します。
日頃、お掃除ロボットで済ませているお部屋でしたら、部屋の隅はほこりがどうしてもたまっているはず。
室内用のほうきを準備し、部屋の隅のほこりは徹底的に掻き出してください。
これで、効率よく掃除機をかけることができます。
4.日頃から不要な布や使用済み歯ブラシは確保しておく
要らなくなったTシャツや使用済み歯ブラシは、掃除道具として活躍してくれます。
使い捨てればよいので、これらを積極的に使用して、雑巾や道具を洗う手間や時間を省きます。
特に冬場の大掃除で大変なのは、冷たい水を使うこと。仕上げの拭き上げはきれいな雑巾を。
それ以外は使い捨てられる不要な布を使用することで、水を使用する頻度を減らすことができます。
また、お風呂や洗面台のこまごました部分を掃除するにも、歯ブラシはかなり有効。
事前に撒いておいた洗剤の効力を隅々までいきわたらせることができます。