お掃除お役立ちコラム

畳の掃除の仕方

畳の掃除の仕方

畳の手入れ、少し難しそうなイメージがありますね。

その昔、ホコリを立てずに和室を掃除するために固く絞ったお茶殻を使用していました。
少しの湿り気でホコリをからめ取る目的でそうしていました。
お茶殻を畳の面に撒き、畳の目に沿ってお茶殻を転がすようにほうきで集めるのです。
お茶の殺菌効果もあったといいます。

ですが、手早く行わないとお茶の色が染み着くこともありますので、この方法を試す場合は、スピードが大事です。

掃除機をかけるときも、畳の目に沿ってかけなくてはなりません。
無理に畳の目に逆らうようにかけてしまうと、畳の表面が毛羽立つのが早くなります。
畳のヘリの布張りの部分にはホコリが入りやすいので、先の細いノズル、またはブラシのノズルが着脱できる掃除機であれば、それを使いましょう。
布の奥に入り込んだ汚れまで吸い込むつもりで、特に丁寧に掃除機がけをします。

やはり水拭きするのが一番良いでしょう。
といっても、湿気を畳の中に入れてしまってはカビの原因となりますので、雑巾の3分の1ほどしめらせ、その部分を一番内側になるよう三つ折りした雑巾を使用します。
これで、必要以上の水分を畳に入れない、ちょうど良い雑巾の湿り具合になります。
水拭きしたら、乾いた雑巾でから拭きを。

畳の持ちには、湿気の問題が大きく影響します。
春と秋のお天気の良い日に、畳を上げ、乾かします。
部屋の真ん中の畳から上げるのですが、先の細い棒などで畳の裏側を傷めないよう気を付けながら上げてください。
どの畳がどの位置にあったのか、きちんと記憶しておいてくださいね。
元に戻すのが難しくなります。
太陽に4~5時間当て、はたきや布団たたきなどでホコリを追い出してください。
太陽に当てる場所が確保できないなら、畳を持ち上げた状態で厚い本や空き缶などの丈夫なものを敷き込み、傾けておくだけでも湿気はかなり飛びます。

お子さまがいらっしゃるご家庭では、クレヨンなどの汚れも気にあるときがありますね。
乾いた雑巾にクリームクレンザーをつけ、軽く磨いてください。

あまり無理な手入れをすると、畳表の表面を傷つけることになりますので、全体的に汚れが気になってきたら、専門業者に手入れを頼むのも方法です。